沿革・組織
四十万公民館建設の沿革
四十万校下の生い立ちは、昭和58年4月に金沢市立四十万小学校が開校し、その後平成6年4月には、四十万・額・扇台校下で運営していた額地区町会連合会が、それぞれに分離独立し、四十万校下町会連合会が誕生し今日に至っています。
四十万校下の人口は昭和58年の約4,900人から、現在は17町会・人口7,900人を抱える地域に発展してきました。
これまで四十万校下住民の生涯学習の場となっている公民館は、額・四十万両校下が一体連携して運営を行っていましたが、近年の額・四十万校下における世帯数・人口の増加等の変革により、地域に根差した公民館活動の機会が求められると共に、災害時等における防災対策の基地となる公民館を建設する要望する声が高まり、平成28年に校下全17町会より合意を取り付け、四十万公民館建設期成同盟会を結成いたしました。
平成29年7月に金沢市長へ四十万公民館建設要望書を提出し、翌年平成30年4月より、金沢市と地元との協議しながら、3か年の建設年次計画に基づき四十万公民館建設事業を進めてきました。
完成に至るまで四十万校下住民の皆様から多大なご理解・ご支援を賜り、令和3年4月1日四十万公民館の供用開始いたしました。
地区公民館の運営について
1. 3つの特色
金沢の地区公民館は先人達の知恵の結実である「金沢方式」とよばれる全国でも特色ある運営方式をとっており、地域の生涯学習の拠点として極めて充実した活動を展開しています。
地域主導 | 運営(維持管理、役職員選任等)を各地域に委託している。 |
ボランティア | 活動は、多くのボランティアによって支えられている。 |
地元負担 | 運営費や施設の整備費の一定割合は、地元負担によってまかなわれている。 運営費・施設整備費1/4 (備品整備のみ1/3) |
2. 金沢方式のメリット
地域住民の身近にあり、地域に寄り添った職員がいて、利用しやすい公民館であることが金沢方式の公民館の良いところとなっています。
住民に身近な拠点 | 小学校区ごとという身近なところに公民館が設置されている。 |
地域に明るい職員 | 地域主体で職員を雇用することで、地域に寄り添った運営がなされている。 |
利用しやすい公民館 | 公民館を活用する各種団体が公民館を拠点として事業を展開しており、 地域住民が誰でも気軽に利用できる。 |
組織図
四十万校区社会福祉協議会の事務所は令和3年度より 住所:金沢市三十苅町丙50 Tel (076)205-6043 となっております。
館長からのご挨拶
四十万公民館館長 北野 俊一
四十万校下における身近な生涯学習や地域コミュニティの場として、また地域防災対策における公共施設として、永年公民館の建設が切望されてきましたが、校下住民の皆様や関係各位からご賛同を賜り、5年間の建設準備期間を経て、令和3年4月に金沢市四十万公民館が開館いたしました。
公民館オープン当時は、コロナ禍の影響を全面に受けて公民館事業運営は様々な制限の中でのスタートでしたが、令和5年5月以降より、感染症5類移行に伴い、ようやく本来の公民館活動が実施出来るようになりました。
人生100年時代を迎えるにあたり、生涯にわたる学習が重要視され、趣味、スポーツや地域活動に積極的にかかわることが、個人の人生を豊かにし地域社会も豊かにするといわれており公民館の役割が期待されています。
地域の皆様が、生涯学習、社会教育を通じ楽しく集い、交流の促進、連帯意識向上を図る拠点として、また公民館事業運営を担う公民館委員の皆様が、親交を深め楽しくボランティア活動を実践してもらえるような公民館活動を目指し、公民館役職員一同事業運営に取り組んで行きたいと思っています。